2005年05月14日

ビタミンC(アスコルビン酸)-その2

そもそもビタミンCは抗ウイルス作用に優れたインターフェロンの生成を促進します。よって、ウイルスの核酸が破壊され、免疫力がアップします。また、ニトロソアミン(発ガン物質)が腸管で生成されるのを止め、抗ストレスホルモンであるアドレナリンの生成にも関与しています。よって、心身に抵抗力をつけ、ストレスに負けない体作りにもビタミンCは不可欠です。ただし、体内で合成、蓄積することができません。従って、食品(新鮮な野菜、果物、緑茶など)やサプリメントでビタミンCを補うことを忘れずに。

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ビタミンC(アスコルビン酸)-その1

大航海時代(16~18世紀)に船乗り達を脅かしていた壊血病は、ビタミンC不足が原因でした。要は、体中の血管、粘膜、皮膚組織の結合が縮んで、出血しやすくなったからです。その後、ライムジュースを飲むなどして、ビタミンC補給が心がけられましたが、その効果は壊血病予防だけには留まりません。普段の生活においても、風邪やインフルエンザの予防に役立っています。また、ウイルス性肝炎、ガン、自己免疫性疾患などにも効くとされています。

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ビタミンE(トコフェロール)-その2

また、若々しく健やかな血管の状態を維持するので、血流がスムーズになります。その上、全身にくまなく新しい血液が流れるようになり、細胞の新陳代謝が活発化されるので、皮膚の乾燥、冷え性、肩こりにも効果大となるでしょう。紫外線による日焼けから皮膚を守るとも言われています。また、アルツハイマー病の研究で、大量投与が効果的かもしれないと言う見方がなされています。なお、ビタミンEは次の食品に豊富に含まれています:食用植物油(サラダ油、小麦胚芽油)、アーモンド、ピーナッツ、ほうれん草、カボチャ、卵など。

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ビタミンE(トコフェロール)-その1

ビタミンEは小麦胚芽油から発見された脂溶性ビタミンです。ステロイドホルモン(男性・女性ホルモンを含む)の代謝に関与しているので、不妊治療にも利用されています(排卵誘発剤と併用して)。また、女性の場合、更年期障害特有の冷え、のぼせ、息切れ、めまいなどを軽減してくれます。男性の場合は、精子の数を増やし、精力減退を防ぐと言われています。その上、ビタミンEには強力な抗酸化作用があるので、細胞の酸化を防ぎ、老化を著しく遅らせてくれるとされています。

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ビタミンB群(ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)-その2(葉酸、ビオチン)

葉酸は、約20種類の酵素の補酵素で、DNA構成を行う核酸の合成に関与しています。よって、葉酸が十分になければDNA形成が上手く行きません。そうなると胎児に影響を及ぼす結果となるので妊娠初期の女性が摂取することを特に勧められています。緑黄色野菜、サツマイモ、卵黄、牛乳、レバー、クルミなどに豊富に含まれています。ビオチンは、糖代謝のリサイクルを助ける成分で、腸内細菌によって合成・補給されます。レバー、イワシ、大豆、とうもろこしなどに多く含まれます。

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ビタミンB群(ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)-その1(ナイアシン、パントテン)

生体内に一番多く存在するナイアシンは、糖質・脂質(共にエネルギーの源)の代謝を促進します。また、血行を改善し、脳神経の働きを強化し、心筋梗塞の再発を予防。アルコールの分解・解毒も行います。カツオ、鯖、レバー、鶏肉、緑黄色野菜、小麦胚芽、豆類などに多く含まれています。パントテン酸は、エネルギー産生の補酵素で、コエンザイムAを構成する主要成分です。免疫力や自律神経の働きを高め、血中の善玉コレステロールを増やします。レバー、牛乳、魚肉、納豆、ピーナッツ、キノコ類などに豊富に含まれています。

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ビタミンB群(B2、B6、B12)-その3(B12)

ビタミンB12には、葉酸と共に赤血球の生成を助け、貧血を予防する主な働きがあります。また、末梢神経の傷を回復し、腰痛、手足のしびれ、神経痛を和らげる効果があります。ビタミンB12が不足すると、赤血球が肥大し、血球数が減少してしまうので貧血、息切れ、めまいなどが起こってしまいます。なお、ビタミンB12を豊富に含む食品は次の通り:魚肉、カキ(貝)、アサリ、帆立貝、レバー、牛肉、卵、牛乳など。

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ビタミンB群(B2、B6、B12)-その2(B6)

ビタミンB6は、タンパク質(体の基本物質)に関与するビタミンです。また、大脳や神経それぞれの刺激伝達物質やアミノ酸の生成に必要不可欠な成分です。その上、月経前の症状も和らげてくれます。なお、妊娠中に多く排泄されるキサンツレン酸(一種のアミノ酸代謝異常から増加)はビタミンB6不足が原因とされているので、妊婦さんには特にこのビタミンを多く摂ることが勧められています。なお、ビタミンB6を豊富に含む食品は次の通り:マグロ、サンマ、肉類、レバー、卵、豆類、サツマイモ、とうもろこし、ニンニク、銀杏など。

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ビタミンB群(B2、B6、B12)-その1(B2)

ビタミンB2の別名は、『美容のビタミン』。皮膚や粘膜の保護、肌・髪・爪の発育に優れた働きを行います。ビタミンB2が不足すると、肌がベトベトしたり、湿疹ができてしまいます。また、舌炎、唇炎、角膜炎、白内障、肛門・生殖器の炎症なども引き起こします。ビタミンB2を豊富に含む食品は次の通りです:ヤツメウナギ、豚・牛・鶏のレバー、サンマ、牛乳、納豆、アーモンドなど。なお、日光に弱いとされているので、保管の際には日の当たらないところを選びましょう。

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ビタミンB群(B1)-その2

よって、ビタミンB1不足により、脳に十分なブドウ糖(エネルギー)が供給されないと、急な眠気、足の痺れ、運動能力の低下、全身のだるさ、脚気症状などが起こります。最近では、B1が脳内の神経伝達物質を正常に保つとされ、アルツハイマー病に効果的かもしれないと言われています。なお、清涼飲料水を多く飲む方は、気をつけてください。このような飲み物は甘いので、大量の糖質代謝が一気に起こり、ビタミンB1の欠乏に繋がってしまいます。なお、ビタミンB1を豊富に含む一般的な食品は次の通り:豚肉、鰻、カツオ、鶏レバー、大豆、ピーナッツ、ニンニクなど。

投稿者 miyatani : 18:02 | コメント (3331)