2005年05月12日

マグネシウム

マグネシウムは、体内の酵素反応(タンパク質合成、エネルギー代謝、筋肉収縮、血圧調整、体温調節など)に深く関わっており、生命活動の維持に重要なミネラルです。ただし、睡眠不足や運動不足が長引くと急速に消費されてしまい、発育不全、筋肉の震え、めまい、ひきつけ、記憶障害、注意力散漫などの症状が起こります。なお摂取に関しては、カルシウムとのバランスがポイントです。マグネシウム1に対してカルシウム2~3を摂ることを心がけましょう。すると、心臓や血管などが正常に機能し、骨や歯が丈夫になります。

投稿者 miyatani : 22:47 | コメント (2609)

カルシウム

カルシウムは、必須ミネラル(体内に欠かせないミネラル)の一つです。骨格や歯の組織に用いられ、神経や筋肉の働きを活性化し、体の活動性を高めます。また、中枢神経の緊張・興奮を鎮めるので、イライラやストレスを和らげます。カルシウム不足が長く続くと、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。また、骨軟化症や症骨粗鬆症が起ってしまうかもしれません。従って、このような状態に陥らないため、常日頃から小魚、干エビ、海藻類、牛乳、乳製品などカルシウムを含む食品を摂るようにしましょう。

投稿者 miyatani : 22:33 | コメント (3766)

亜鉛

亜鉛は、新陳代謝の盛んな細胞(皮膚、毛髪、肝臓、腎臓など)に多く含まれているミネラルで、タンパク質の合成に深く関わっています。血糖値を下げ、免疫力を高める作用もあります。亜鉛不足は、細胞分裂を妨げる結果となるので、皮膚炎、脱毛、爪の異常、味覚障害などが起こる可能性が高くなります。また、男性の精液欠乏症や勃起不全、妊婦の胎児成長不良が起こってしまうこともあります。亜鉛を豊富に含む食品は次の通り:カキ(貝)、牛肉、豚肉、鶏肉、卵(特に卵黄)、ナッツ類など。

投稿者 miyatani : 22:24 | コメント (707)

カリウム

細胞内の水分は、ナトリウム(排出)ポンプにより調節されています。しかしこのポンプが正常に機能しないと細胞が水ぶくれ状態になり、むくみの原因となります。カリウムというミネラルには、ナトリウムポンプを正常に機能させる働きがあります。また、血圧を下げ、神経の刺激伝達を正常にします。もしカリウム不足になってしまうと心筋が特に影響され、不整脈や心伝導障害が起こる可能性大です。従って、海藻類、ピーナッツ、りんご、バナナ、ほうれん草などカリウムを多く含む食品を定期的に摂取することを心がけましょう。

投稿者 miyatani : 21:26 | コメント (423)

2005年05月10日

免疫ミルク

免疫ミルクは、免疫活性作用を持つ粉ミルクです。免疫機能を高める成分ラクトフェリンがたっぷりの初乳(主産後3日間前後に出る母乳)よりもっと強力な母子免疫を目指して開発されました。免疫力アップを可能とする免疫ミルクには、次の効果が期待されています:リウマチ性関節炎を改善する、アレルギー症状を和らげる、日和見感染を予防するなど。

投稿者 miyatani : 17:18 | コメント (1)

ヤマブシタケ

ヤマブシタケは広葉樹の樹幹や切り株に自生しているサンゴハリタケ科のキノコです。中国では古くから食用にされていましたが、薬効があるとされたのは最近のことです。多くの薬用キノコ類には高い抗ガン効果をもたらすβ-Dグルカンが含まれています。ヤマブシタケにもβ-Dグルカンが5種類ありますが、その内の2成分(特に著しい抗ガン作用あり)はこのキノコにしか存在しません。また、神経細胞成長因子の生成を促す物質も含まれているので、ボケ予防にも効果があるとのことです。

投稿者 miyatani : 17:03 | コメント (29)

ヤーコン

ヤーコンはアンデス高地原産の巨大なイモで、サツマイモに似ていますが、大きさは何倍もあります。その成分のうち、オリゴ糖(フラクトオリゴ糖)、食物繊維、ポリフェノールが今特に注目されています。食物繊維がフラクトオリゴ糖と共に善玉菌を増やし、腸を整え、血糖値の上昇を緩和するので糖尿病の予防・治療にも功を奏します。また、ポリフェノールには強い抗酸化作用やコレステロール除去作用があるので、過酸化脂質(細胞の老化、動脈硬化、高脂血症の原因)をできにくくします。

投稿者 miyatani : 17:02 | コメント (30)